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天皇賞(秋)2026共同会見まとめ|クロワデュノールら8頭の調整・追い切り・舞台適性

天皇賞(秋)2026の共同会見から8頭の調整・追い切り・東京芝2000mへの見方を整理。クロワデュノール、マスカレードボール、ダノンデサイルらの陣営コメントを紹介します。

公開:2026-10-28 / 更新:2026-10-28 / 著者:

芝を走る匿名の競走馬と騎手のGPT概念画。天皇賞の実在の出走馬や追い切り場面を再現したものではありません。
GPT生成の概念画。実在の出走馬や当日の競走を再現したものではありません。

クロワデュノール陣営は段階を踏んだ立ち上げ、マスカレードボール陣営は切れ味と東京適性、ダノンデサイル陣営はバランスと集中力を強調しました。10月28日の共同会見から、8頭のコンディション・追い切り・レースイメージを整理します。

第174回天皇賞(秋)(GⅠ)は2026年11月1日(日)、東京芝2000m・左回りで行われる3歳以上の定量戦。Bコース使用予定です。JRA公表の17頭は第1回特別登録頭数で、確定した出走頭数ではありません。枠順や最終的な出走馬は、今後の公式発表をご確認ください。JRAレース情報・登録頭数と競走条件・馬場概要

以下は会見の要旨です。陣営による状態評価や適性の見方と、確定した戦績を分けて紹介します。

クロワデュノール:段階を踏んだ調整とC.デムーロ騎手への信頼

斉藤崇史調教師は、春の3戦で条件を問わず力を発揮した点を評価。大阪杯と天皇賞(春)を勝ち、宝塚記念は2着でした。夏は牧場で休養し、早めに帰厩させて時間をかけて立ち上げたことで、一段ずつ状態を上げられたと説明しました。

1週前は十分に負荷をかけ、2週前より動き出しの反応が良化。最終追い切りはC.デムーロ騎手を乗せた3頭併せでした。道中の間隔は想定より開いたものの、4コーナーから早く動き、並んでからも動けたと振り返っています。

同騎手の感触については、斉藤調教師が、昨年の追い切り時よりバランスが良く、乗りやすくなったとの報告を受けたと紹介しました。東京芝2000mに特段のマイナス材料は見ておらず、まず天皇賞を勝って秋古馬三冠への権利を得たい考え。父キタサンブラックに続く天皇賞春秋制覇にも触れ、騎手を信頼して任せる姿勢を示しました。斉藤調教師の共同会見

マスカレードボール:切れ味を生かせる東京で連覇を目指す

手塚貴久調教師によると、イギリス遠征後の大きなダメージはなく、山元トレーニングセンターで休養してから順調に調整。1週前はリアライズシリウスと長めのウッドチップコースで併せ、その馬自身にとって良い時計と内容だったと説明しました。最終追い切りは坂路で息を整える程度とし、追い切り後の息遣いにも仕上がりの手応えを得ています。

昨年の優勝舞台である東京への適性を高く評価し、最大の武器として最後の切れ味を挙げました。C.ルメール騎手とのレースイメージについては、ペースの速い遅いより、その末脚を生かして中団から後方で運べる形を望んでいます。

ゲート入りは海外遠征などの経験を通じて落ち着きが出ており、今回は大きく心配していないとのこと。クロワデュノールとの比較では、昨年のダービー時より自馬が力をつけ、差が縮まっているという見方を示しました。強い相手がそろう中でも、調整は思い描いた通りに進み、連覇へチャンスを生かしたい考えです。手塚調教師の共同会見・ラジオNIKKEI会見レポート

ダノンデサイル:バランスと集中力を整え、勝ち切る競馬へ

春の大阪杯、宝塚記念はいずれも3着。安田翔伍調教師は、宝塚記念では道悪でバランスを崩す場面がありながら最後に脚を使ったものの、勝ち切れなかった点に悔しさを示しました。会見の最後には「3着はもう見たくない」と意気込みを語っています。

夏は放牧先で過ごし、9月に帰厩。2週前に見られた口向きや走りのバランスは改善してきた一方、良い時と比べればなお改善の余地があるとの評価でした。最終追い切りは調教師自身がウッドチップコースで単走に騎乗。時計だけを求めず、リズムとバランス、気持ちを乱さないことを重視しています。

戸崎圭太騎手は宝塚記念で見せた最後の脚を評価し、左回りには良いイメージがあり、東京なら2000mも問題ないという見方。枠順と並びを見て組み立てを判断し、極端な外枠は避けたい意向でした。陣営はレースが近づくにつれて高まる集中力を保ち、末脚を引き出せる状態を目指しています。安田調教師の共同会見・戸崎騎手の共同会見

レガレイラ:当日までのコンディションを丁寧に積み上げる

木村哲也調教師は、オールカマーから中5週の間に牧場で休養を挟み、レースの約3週半前に帰厩させたと説明。1週前は岩田望来騎手が騎乗し、長めの距離をスムーズに運ぶ感触を確認しました。最終追い切りは折り合いやゴールに向かって走る姿勢など、実戦を意識した内容です。

木村調教師が重視するのは、展開を先に決めることより、当日の気配や返し馬を含めた状態づくり。岩田騎手も依頼を受けた時から楽しみにしていたとし、1週前に反応を確かめたうえで、そこからさらに良くなることを期待しました。相手に力が劣るとは考えておらず、極端な枠でなければ対応したいという見方です。

木村調教師は、2歳・3歳・4歳とGⅠを勝った牝馬を管理できる特別な思いにも言及。無事に牧場へ返すことを大切にしながら、ホームのGⅠで左回りをもう一度しっかり走らせたい気持ちもあり、今後の予定との間隔を含めて今回の挑戦を選んだと説明しました。木村調教師の共同会見・岩田望来騎手の共同会見

シェイクユアハート:着実な強化と、流れを重視する姿勢

札幌記念はコースレコードで優勝。宮徹調教師は、当時心配した馬体重も回復し、今回も良い状態で戻ってきたと説明しました。1週前の併せ馬は想定以上の動きで、力がついているとの手応え。最終追い切りは輸送も考慮し、反応を見る程度にとどめています。

輸送で馬体重が減りやすい点は把握しつつ、経験を積んで能力を出せる馬になってきたと評価。コースそのものより流れを重視し、左回りの2000mは持ち味を生かせる条件と見ています。

古川吉洋騎手も、この馬らしい動きを確認したと説明しました。付き合いの長い陣営が考える良い状態を保ち、思っている以上に力をつけている点に信頼を寄せています。強い相手を意識する以上に、まずはベストの体調で、いつも通りの走りをさせたい考えです。宮調教師の共同会見・古川騎手の共同会見

ホウオウビスケッツ:自分のペースを守る競馬を徹底

毎日王冠2着について、奥村武調教師は外枠から先手を取るまでに脚を使った分、最後に差されたと分析。自分のペースを乱されなければ、今も力を出せると評価しました。札幌記念から毎日王冠、天皇賞へというローテーションも、この馬には調整しやすい流れだとしています。

最終追い切りは岩田康誠騎手が騎乗し、道中の雰囲気と仕掛けた時の反応を確認。岩田騎手は筋肉の張りなどから状態の良さを感じたと話しました。東京は自分のリズムを守りやすいコース形態との認識ですが、長い直線と坂を乗り切れるかも意識しています。

天皇賞(秋)で逃げて3着に入ったのは2024年。今回もハナそのものに固執せず、人馬のリズムを大切にする方針です。奥村調教師はゴールまで先頭を保ちたい思いを示し、岩田騎手も自分の競馬を徹底してチャンスを生かしたいと語りました。奥村調教師の共同会見・岩田康誠騎手の共同会見

リアライズシリウス:毎日王冠を使った上積みと、東京2000mへの挑戦

手塚貴久調教師は、毎日王冠7着について、休み明けでは力を全開に発揮しきれない面を再認識したと説明。一度使った後は動きに切れが出て、中身にも変化を感じています。

1週前はマスカレードボールとの長めの併せ馬で、時計と動きに手応えを得ました。最終追い切りは坂路単走。津村騎手に時計の判断を任せ、前の併せ馬が見える位置で運び、動きには満足しているとのことです。

マイルチャンピオンシップも選択肢でしたが、京都の右回り1600mより、自馬の能力を発揮しやすいと考える天皇賞を選択。皐月賞2着で2000mの距離は経験しているものの、東京と中山では内容が違い、今回の条件には新たな課題もあると見ています。年長の強豪相手に、持てる力を発揮してほしいという姿勢でした。手塚調教師の共同会見

タガノデュード:叩き2戦目の変化と、2000mへの適性

宮徹調教師は、春のGⅠで上位に走った内容から、想像以上に強くなったと評価。休み明けのチャレンジC11着は、間隔が空いた時の鈍さも想定しており、次につながるレースと受け止めています。

一度使ってからは雰囲気が変わり、息や体の締まりにも良化を感じているとのこと。最終追い切りは単走で軽く流し、秋2戦目として良い状態へ持ってこられたと説明しました。

距離は2000mが最も持ち味を生かせると考え、春の中でも大阪杯の内容を高く評価。大きいレースの流れの方が強い競馬をするタイプと見ています。東京は初めてになりますが、右回り・左回りを問わず、コースが替わることへの大きな心配は示していません。宮調教師の共同会見

総括

クロワデュノールは順調な立ち上げと騎手の好感触、マスカレードボールは切れ味と舞台適性、ダノンデサイルは勝ち切るための状態づくりが印象的でした。レガレイラはコンディションを重視し、シェイクユアハートは着実な強化、ホウオウビスケッツは自分のリズムを守る競馬を志向。リアライズシリウスとタガノデュードは、叩いた後の変化と距離・舞台への見方を示しました。

東京芝2000mの流れと枠順をどう受け止めるか。会見時点の各陣営の考えを、今後の出馬表や当日の状態と合わせて確認したい一戦です。

戦績・関係者名はJRA出走馬情報とプレレーティング、会見要旨は各節の東スポレースチャンネル「JRA共同会見」を参照。発言は2026年10月28日時点の見解です。出走馬・騎手・枠順・馬場状態は最新のJRA発表を優先してください。

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